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ヨガで繋がる-YOGA IS UNITY Vol.6

photographs by Kitchenminoru text by Naomi Funakawa

モード雑誌のカバーを飾り、コレクションモデルとしても活躍していたHIKARUさん。8年ほど前からヨガを練習し始め、人気ティーチャーの一人としてヨガを教えています。HIKARUさんがヨガの中に見つけたもの、それはモノに縛られない生き方でした。

HIKARUさん主宰のヨガクラス Yoga One公式サイト

内面から溢れ出る美しさと強さ。HIKARUさんの顔は、凛とした輝きに満ちています。笑顔もとてもチャーミングでした。▲

モノに縛られない生き方、見つけた。

UTL HIKARUさんは今、シヴァナンダの他にアシュタンガヨガも練習されていますが、どういう違いがありますか?
HIKARU 最初はとても違うものだと思ったんです。シヴァナンダは1つのポーズを長めにとり、その中で完結して、次のポーズに移る前にリラクゼーションのポーズをとります。アシュタンガは1つのポーズは5呼吸で次のポーズに移り、どんどん繋がり、ずっと動いている。肉体的な動きだけを見てしまうと、静と動という両極端に見えた2つですが、今はだんだん近づいていますね。結局、肉体の動きのスピードは違っても、練習中の自分の中に起きる出来事(変化)を見つめる作業(集中)は同じなんですね。
UTL 両方やるのが心地いいんですか?
HIKARU そうですね。ムーンデイ(新月と満月)や個人的なムーンデイ(月経中)、週末はシヴァナンダというように、バランスよく練習してます。シヴァナンダのレッドクラスでは、年齢や性別に関係なく、全てのレベルの人が一緒に練習できるのも、大きな魅力なんですよ。

当初計画していたインドで津波災害があったため、スペインでティーチャートレーニングを受けたHIKARUさん。「インドのアシュラムはカレーですが、私は毎日オリーブを食べてました(笑)」

 

集中の中に身を委ねて、ポーズの流れを構築する。音楽を奏でるように。

UTL どうしてモデルからヨガへ?
HIKARU モデルをしているときは、追いかけても追いかけても満足できない感じがあったんです。流行が過ぎたものは完全に捨て去られる世界だったんですね。いつも新しいものを追いかけていて、キャリアを追いかけていて、物に溢れていて、でも満たされていない。生きてる私ではなく、基準はいつも服や商品で、それにふさわしいかどうかで私が判断される。物が中心の世界。でも、物の価値は私たちが勝手につけただけのような気がし始めていて、「何か違う」という思いが山のように積もっていたんです。
UTL そのときにヨガに出合ったと。
HIKARU はい。お金をかけてカスタムしていたマウンテンバイクが盗まれたのがきっかけなんです。一瞬のうちに大切にしてた物がなくなって、物は自分の一部ではないんだなぁと実感しました。電車に乗る気にもなれなかったので、結構の道のりを歩いて帰ってたら、気持ちよくなって来ちゃって。今思うと、ヨガで言うプラーナ(生命エネルギ―)だったのかなと思うんですけど。それを呼吸によって身体に取り込むと、自分の中に気が巡ってくるんです。「もう何も盗られないものをしよう」と思いつき、出会ったのがヨガの先生だったんです。
UTL すぐにのめり込んだんですか。
HIKARU 私は幼い頃から問題児で、「なんで?」っていう疑問が多くて、理由もなくみんなと同じことをするのも難しかったんです。「同じでないのは、どうしていけないの?」という疑問もあって。そのいろいろな答えが、ヨガの哲学や練習の中にあって。「心や身体は常に変化してる」という考えが、私を縛っていたものから解き放ってくれたんですよ。周りの期待に応えたい、賞賛をほしがっている自分が、それにコントロールされていたことに気づいたんです。ヨガを始めて、本当の自分を受け入れられるようになり、学校に通い始める前の、群馬の実家のお庭で遊んでいた頃の自分に戻ってる感覚がありますね。その方がストレスもないし、周りにもいいみたい(笑)。
UTL モデル業に変化はありましたか?
HIKARU 私が媒体として、その商品をサポートしたいかを考えるようになりました。毛皮やアルコール、タバコの宣伝の一員になりたいのか? 今ではフェアトレードや環境問題を考えている商品をサポートしたりしています。規則や習慣、概念で縛らずに、常にオープンな状態でいたいですね。

『やさしいヨガ 4週間プログラム』
(主婦の友社)

¥1,365

初めての人にも続けられるDVD付き。ヨガをやってみたいけどクラスに通えない女性のために、アンチエイジングをテーマに制作された。

 
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