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ヨガで繋がる-YOGA IS UNITY Vol.5

photographs by Maki Suzuki text by Naomi Funakawa

ダイナミックかつしなやかな動きが、まるでダンサーのようなアイリーン。
伝統的なヨガと実験的なヨガパフォーマンスの2つを練習する、珍しいスタイルのヨガティーチャーです。
彼女は「ヨガにクリエイティビティを感じる」と話します。

アイリーンがつくるポーズは、しなやかで力強い。美しい姿は、まさにアート。▲

ヨガはクリエイティブなアートです。

UTL 以前はダンサーだったんですか?
アイリーン よく聞かれますが、ダンスのバックグラウンドはないんですよ。アイルランドの大学院で文学を学んだ後に、レイキやエネルギ―ワークに熱中していたんです。ある夏、トゥリプシコリというヨガやダンスなどのパフォーマンスをする団体のヨガのワークショップを受けたんです。そこで、肉体的なインスピレーションを受け、アイアンガーなどのヨガを練習し始めました。ジョン・スコットに出会いアシュタンガを始めたのですが、動きと呼吸を合わせるというのが衝撃でした。その後はトゥリプシコリに参加したりしながら、一人でずっと練習をしていましたね。
UTL トゥリプシコリとは?
アイリーン アサナ中心で、踊りの振り付けっぽい部分もありますが、ダンスではなくヨガなんです。アシュタンガは決まったシークエンスですが、トゥリプシコリは前衛的な動きなので、両方をやるスタイルが私は気に入っています。
UTL レイキとヨガに共通するものはありましたか?
アイリーン ありますね。レイキを受けていて、ヒトの生命って肉体で体現する以上のものが何かあるんだなということを感じたんですが、ヨガをやっていても同じことを感じます。意識を集中させ身体に何かを強いているのだけど、ある意味流れに身を委ねている点も同じです。どちらも瞑想的な要素があり、何かエネルギ―に支配されているところが共通点ですね。アシュタンガはある動きのときに何回呼吸するかが決まっていて、波のように動きながら呼吸に集中させなければいけません。瞑想テクニックでも同じようなこと、違う部分にフォーカスを置くということが行われます。ヨガはある意味、集中のエクササイズでもありますね。
UTL 大学院ではスピリチュアルな文学を学んでいたのですか?
アイリーン いえ、ジェイムス・ジョイスを専攻していました(笑)。もともと文学、映画、アートに興味があり、歴史や絵画の勉強もしました。でも、今思うと何かを待っていたような気がします。その何かがわからなくていろいろ勉強していた。ヨーロッパは学費が安いので、長い間学生でいることが可能なんですよ。いろんなことをやってみたけど、一部分は集中していても自分は違うところにいる気がしていました。それが、ヨガをやったときに全てが一点に向かって集中していくことが実感できたんです。マインドが何かのエネルギ―に持って行かれるというか、自分のエネルギ―に集中することができた。

Tripshicoreのアサナの練習シークエンスは、ハンドバランスやハンドスタンドが強調されている。

 

集中の中に身を委ねて、ポーズの流れを構築する。音楽を奏でるように。

UTL アイリーンのヨガは芸術的ですが、ヨガをアートとして捉えている部分があるのでしょうか。
アイリーン そうかもしれません。トゥリプシコリもアシュタンガも動きは決まっているから、自分が何かを生み出すというわけではありませんが、ヨガはとてもクリエイティブだと思います。例えるなら、ミュージシャンに似ているかもしれません。音は決まっているけれど、音をプレイすることと音楽をプレイすることは別物ですよね。最初は音を鳴らすことから始まって、高い次元に入って音楽になっていく。それと似ていますね。
ポーズをとっているときはヨガの喜びも感じられます。マインドと感情を一つの部分に集中していくと、離れたところから自分を観察している感覚があります。特に難しいポーズになっていくほど、そうなっていきます。難易度の高いポーズのときは痛みを感じてはいけない、身体が拒絶してはいけない。だから、無理に身体を持っていってはいけないんです。
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