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ヨガで繋がる-YOGA IS UNITY Vol.4

photographs by Maki Suzuki text by Naomi Funakawa

自分が頭で何を考えているか、心で何を感じているか、忙しい時間を過ごしていると、うっかりわからなくなってしまいます。ヨガ的な時間を持ち、客観的に自分を把握すると、何かにしがみついているかもしれない自分に気づくこともあります。

「まず、心をオープンにしてヨガの練習をしてみてください。変化は誰にでも訪れます。たとえ時間がかかっても」 ▲

留まることをやめてみたら、世界が広がる。

UTL クランティは幼い頃からサッカーや武道をやっていたそうですが、最終的に行き着いたヨガの魅力は?
クランティ ヨガを始めた理由は、自分の体を癒していくためです。自分の体と心が変わっていくのを実感したし、その過程を自分で感じられるのがすごく気持ちよく、楽しかったんです。体はもちろん、人がどういう過程を経て考えているのか、心の動きに対しても興味がありました。ヨガはどちらも合わせたものなので、どんどん没頭しました。
UTL クランティがやっているアシュタンガヨガの特色は何でしょう。
クランティ 他のスタイルのヨガもたくさん体験しましたが、私にとってアシュタンガは、動きの中に瞑想が含まれているというのが特別な点です。練習中に呼吸を整えることで、自分の中に入っていけるし、内側の声を聞くことができます。肉体的なエクササイズの要素だけではなく、呼吸とともに瞑想していくんです。
UTL とても体が柔らかいので驚きました。秘訣は?
クランティ 長い間コンスタントに練習をした結果だと言えます。柔軟性は、年齢によって変わってきますし。それよりも、ヨガは頭の中、心の中を柔らかくしてくれます。

ヨガをすれば、頭で何を考えているか、心で何を感じているかを客観的に見ることができるようになる。

 

ヨガは体以上に、頭の中、心の中を柔らかくしてくれます。

UTL 今まで、いろんな国でヨガを教えていますが、各国の特徴は?
クランティ 日本人はとてもよく練習しますね。何でも忙しく、がんばりすぎるように思います。プライベートでは家族とはあまり過ごさないような印象があります。デンマークやドイツでは、18時には仕事を終えて、家族や友達と過ごすというのが一般的でした。仕事に行く前にヨガの練習することも多いんですよ。
UTL アシュタンガヨガは日本人の国民性に合っていると思いますか?
クランティ そう思いますね。
UTL 日本には仏教文化が根付いていますが、仏教の修行とアシュタンガの練習は似ているように感じます。
クランティ 確かにいくつかの部分では重なるかもしれません。日本人は「自分がどこに向かっているのか」を知りたい傾向があります。ヨガの練習中には、心が思いもよらない方向に向かう場合があります。そんなときに、日本人は何かに掴まっていたい、留まりたいという性質がありますね。でも、経験をすることで、いろんな発見があって、新たな自分の世界が広がっていくんです。いつも何かにしがみついているのではなく、たまにはそれをやめて、進んでいくことが必要じゃないかと感じます。日本人はヨガを必要とする人がまだ増えるんじゃないでしょうか。もっと自分に自信がついて、もっと自由になるテクニックが得られます。
UTL ところで、身につけているアクセサリーがすてきですが、何ですか?
クランティ ネパールやインドの北に生息する菩提樹の種で、最初にヨガを実践した人だと言われているシヴァ神を象徴しています。シヴァは男性エネルギ―を持っていて、物を壊すという象徴でもあるけれど、同時に新しい物を作り出す象徴でもあります。そのエネルギ―にとても共感しています。
UTL 力強いイメージがクランティに共通している気がします。今後の目標は?
クランティ やりたいことはいっぱいありますが、自分が欲しいと思うものは向こうからやって来るので、心配はしていません。これからも、自分のヨガの知識をみんなと分け合っていきたいですね。「今を生きる」というのが、ヨガをしている中での私のポイントです。
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